音巾（ねはば）と奥行きのある音色のお琴音色の良し悪しで言えば、もちろん良しなのですが、わたくし今ここで申し上げたいのは、色＝カラーではなく、色気です。まあ、月並みな表現ですが、艶と申しましょうか、セクシーです。それと弾きやすく良く鳴る個体です。なんだか何時までも触っていたい、弾いていたいと思わせてくれます。この文章を書く前に、もちろん数時間弾いていまして、振り返るとまだ琴台に乗って柱がかかった琴があり、つい釣り込まれてまた弾きたくなります。弾き疲れせず、素直に鳴り、余韻も良いです。出品に際して、甲と磯は、焼き直し済み無傷と言いたいですが、完璧に修正できない傷跡が極わずかあります。よくよく見ないと分からないレベルです。柱倒し痕は、ありません。割れやヒビ等もありません。いぼた仕上げで、米糠ではありませんので、光沢よくあまり黒くありません。綺麗な仕上がりです。もちろん新糸で、尾絹と口前カバーは、高級品に交換済みギリギリで低調子がお調絃できるようにしました。高調子も低調子どちらも綺麗に出ます。いわゆる高低調子で、二は、小柱で神仙（C・ドレミのド）が取れます。三曲合奏（箏・三味線・尺八）で六段の調が演奏可能です。特選常磐17．5を強さ六半指定しておりますが、今のところ七ぐらいで、一ヶ月ほどで六半強め程度で落ち着きます。画像は、低い平調子の柱並びです。二重綾杉は、通常の子持ちよりも手が込んでいて、鑿を入れる回数も、一手間多い仕上げです。音穴の中を画像にしてありますので、ご覧ください。真っ平らなフローリングの床に置いてもカタカタいたしません。猫脚は、ございません。新品や新品同等品に拘る方は、どうぞ琴屋店頭にてお買い求めください。このレベルのお琴ですと200万くらいでしょうか。♪それ新品じゃなくっても～♪ってお思いになる皆様へ！付属品琴柱　富士一の白梅　最後の1つになりました　プラスチック製（白像とは全然違って、素晴らしい柱です）丸包み油単主に和楽器を出品お琴箏三味線三絃尺八