花道去風流　西川一草亭　風流一生涯函なし。小口と見返しにうっすらとシミがありますが、比較的状態は良いと思います。「花道去風流七世　西川一草亭　風流一生涯」 　著者　　熊倉功夫他 　出版社　淡交社 　出版年　平成5年3月25日初版 　定価　　￥25,000以下、出版社説明本書は、「風流」を座右の銘として明治・大正・昭和を生き、豊かな日本精神を体現した生涯を送った京都の文人花花道去風流七世家元であった希代の風流人・西川一草亭の業績を明らかにするものです。「挿花芸術」の語を呈せられた一草亭の花は、今日、残された作品の写真などから見ても、大胆かつ斬新な魅力にみちています。1. 写真に、絵画にのこされた花会や花作品、好み物花器、書画を一挙収録しています。2. 富岡鉄斎・夏目漱石・弟津田青楓・浅井忠をはじめとする多彩な文化人との交流、九條武子や京阪神・東京各地の名流婦人らを弟子とした一草亭サロンを明らかにします。3. 自筆日記「花うり日記」を復刻し、一挙収録しました。一草亭の精神風土と思考があきらかになります。西川一草亭のプロフィール明治11年京都市生まれ。去風流の七世家元。挿花のスターとなったばかりでなく、昭和5年に創刊した『瓶史(へいし)』は伝統文化を論じる機関誌となり、当時の錚々たる文化人が執筆に参画し、一大日本文化研究のサロンを形成した。『茶心花語』『風流生活』などの著作を刊行。昭和13年、病床に おいて「風流一生涯」の五文字を大書、これを絶筆として享年70歳の生涯を閉じた。「牡丹剪って一草亭を待つ日哉」夏目漱石の句です。